4月号のアンカーエッセー

宇喜多秀家の供養塔~墓マイラー(12)~
宮川泰夫
 東京都板橋区の東光寺という寺に戦国大名宇喜多秀家の供養塔があります。宇喜多秀家は豊臣政権の五大老の1人で、関ケ原の戦いでは西軍の副大将として奮戦するも敗れました。敗軍の将となった秀家は伊吹山中に逃れたあと、薩摩の島津家に匿われて潜伏します。しかし3年後、徳川家康のもとに引き渡され、2人の息子と共に八丈島に流されました。秀家の島での…… (続きは本誌で)
ぶれない大人
村上里和
「つま先は伸ばして! 普段から伸ばしていないと本番でも伸びないわよ!」「もっとお尻をしめて、お腹はうすく!」。時には雷が落ちたり、柔らかい棒でぺしっとお尻を叩かれたりすることも。「泣いても上手くならない! 顔を洗っていらっしゃい!」。娘が通うバレエ教室での一こまです。舞台の上では素敵な衣装で優雅に踊るバレエですが、その練習が…… (続きは本誌で)
人生出会い旅(45) ~三田佳子さん
石澤典夫
 入局時からの夢の一つが時代劇のナレーションでした。その夢が定年間際に叶いました。土曜時代劇〈忠臣蔵の恋〉です。そのご縁で主人公の叔母役を演じた女優・三田佳子さんとお話しする機会を頂きました。三田佳子さんは幼い頃から評判の美少女でした。中学3年の時には洋画家・児島善三郎がモデルに請うほどです。女子美附属高校卒業と同時に東映からデビュー…… (続きは本誌で)
アザラ
桜井洋子
 新年度、最初にご紹介するのは“アザラ”です。宮城県気仙沼市で昆布の養殖業を営む小野寺のり子さんに作っていただきました。白菜の漬物を漬け汁で煮込み、水洗いして食べやすい大きさに切っておきます。前の浜で獲れるキチジ(キンキ)やメヌケをぶつ切りにし、煮崩れるくらいまで煮たら骨を取り除き白菜を加えて混ぜ合わせ、そこに酒粕を加えて一煮立ちしたら…… (続きは本誌で)
脱線事故
住田功一
 生放送中は、きちんと伝えるのが仕事。何があっても、泣いてはいけないと決めています。でも、一度だけ、テレビニュースの本番中に、涙がこぼれたことがあります。2005年4月25日に発生したJR福知山線の事故。制限速度を超過した電車がカーブを曲がりきれず脱線。マンションに突っ込んで大破し、107人が亡くなりました。そのうち、24人が大学生でした…… (続きは本誌で)
拍手って難しい?
森田美由紀
 クラシックの演奏会で拍手のタイミングを間違って恥ずかしい思いをしたことありませんか? 拍手は原則、1曲すべて終わったところで。楽章や組曲の区切りでは拍手をしないのがマナーとされていますが、そんなルールがあるからクラシックって堅苦しくて苦手という方も少なくないですよね。2月に行われた千住真理子さんとチェコのスーク室内オーケストラの…… (続きは本誌で)
ヤブツバキ
高橋淳之
 朗読セミナーの仕事で安曇野を訪ねたとき、小さな美術館で1枚の絵に出会いました。大きな絵で、薄暗い部屋に赤いドレスを着た女性がソファーにもたれかかっているように見えます。点描の圧倒的に暗い画面。ドレスの赤と、床に散らばる赤い点が目に焼き付きました。「椿」という題のついたその絵は宮芳平という人が描いたものでした。明治26年、新潟に生まれた…… (続きは本誌で)
クレジットカードの不正使用
二宮正博
 それは大晦日の深夜に届いていた。クレジットカード会社からのメールである。「カードのご利用内容について、至急確認したいことがございますので、下記までお電話をいただきますようお願いいたします。ご契約のカードは、第三者による不正利用の可能性が高いため、ご利用を一旦停止する対応をとらせていただいております」。何と、わずか2か月前に同じ指摘を…… (続きは本誌で)