
富山刑務所の中で、受刑者に向けてのみ放送しているラジオ番組〈730ナイトアワー〉。進行役を務めるのは、富山市の清源禅寺住職・川越恒豊さん77歳です。受刑者への教誨のかたわら、38年もの間、ラジオ放送を続けてきました。毎月、最終月曜日の午後7時半から9時にかけての生放送で、家族や季節、思い出などのテーマのもと、受刑者が200字のメッセージとともに曲をリクエストします。なぜ刑務所でラジオ放送を行っているのか、受刑者からはどのようなメッセージが寄せられるのかなど、川越さんにお話をうかがいました。
[聞き手 竹野大輝]