放送ベストセレクション(放送誌上再録)

明日へのことば
デビュー作で芥川賞 63歳の新人作家
若竹千佐子
 若竹千佐子さん(63歳)は今年1月、デビュー作『おらおらでひとりいぐも』で芥川賞を受賞しました。小説を書き始めたきっかけは、9年前、ご主人を脳梗塞で亡くしたことでした。その後、小説講座に8年間通い、基礎から学んで執筆したといいます。受賞作への思いを、作品の抜粋とともに伝えます。
[聞き手 渡邉幹雄]
母を語る
優しいうそつき母ちゃん
萩本欽一
 コメディアンの萩本欽一さんは、1941(昭和16)年、東京都生まれ。高校卒業後、コメディアンの道に進みます。1966年に坂上二郎さんとコント55号を結成して大活躍。その後テレビ番組〈欽ちゃんのドンとやってみよう!〉を皮切りにヒット番組を連発、日本中の人気者となりました。2015(平成27)年、社会人入試を受け大学に入学。その陰には、萩本さんのお母様への大きな愛がありました。
[聞き手 遠藤ふき子]
私の“がむしゃら”時代
苦労の先に見えた「生活俳優」の道
前田吟
 名脇役として多数の映画やドラマでご活躍の俳優・前田吟さん(74歳)は山口県防府市出身。映画『男はつらいよ』で寅さんの妹・さくらの夫・諏訪博(シリーズ全作)、NHKでは大河ドラマ〈おんな城主直虎〉(2017年)で直虎の曽祖父・井伊直平役を演じました。俳優としての原点は少年時代の経験にあるそうです。
[聞き手 森田美由紀]
【連 載】
五木寛之のラジオ千夜一話
第2話 語ること、話すことの大切さ
 80代半ばを迎えた今も、小説にエッセーに旺盛な執筆活動を続ける作家・五木寛之さんが、「健康」や「病」、「生き方」など、〈ラジオ深夜便〉世代に向けてさまざまなテーマで語る第2話です。
 書くことを生業とする五木さんは、一方で、ラジオ出演や講演活動を大切にしてきました。人と語り、話すスタイルのほうが、表現者本来の姿だと考えるからです。その理由を、仏陀やイエス・キリストなど、古今東西の実例を引きながら熱く語ります。
[聞き手 渡邉幹雄]