放送ベストセレクション(放送誌上再録)

私のがむしゃら時代
仕事も介護も、笑顔でずっと
森公美子
 ミュージカルやテレビでご活躍の歌手の森公美子さん(61歳)。仙台で旅館を営む両親のもとに生まれ、14歳で歌手に憧れた森さんは、デビューするまで持ち前の行動力で突き進んだ日々だったといいます。
 けれど夫が交通事故の後遺症で車椅子の生活となる試練も経験しました。歌手の仕事と介護の両立に疲れ果てたとき、介護士のある言葉に救われたと語ってくださいました。
【聞き手 森田美由紀】
明日へのことば
心の涙に寄り添う「夜廻り猫」
深谷かほる
 漫画家の深谷かほるさん(58歳)は、2017(平成29)年、『夜廻り猫』で第21回手塚治虫文化賞短編賞を受賞しました。この作品は猫の遠藤平蔵が「泣く子はいねがー」とつぶやきながら夜の街を見回り、涙の匂いを嗅ぎとってはその主の話を聞く8コマ漫画です。平蔵は、どこにでもある、厳しい現実に涙しながら懸命に生きる者に寄り添い、共感者となります。当初ネットで公開され「分かる、癒やされる」と評判を呼び、その声に押され単行本として出版されました。この漫画に込めた深谷さんの思いをうかがいました。
【聞き手 石井則子】
インタビュー
シニアの食事 おいしい工夫
本田明子
 子どもから高齢者まで、幅広い層に喜ばれる料理を紹介する料理家の本田明子さん(58歳)。20歳で料理研究家の故・小林カツ代さんの内弟子第1号になりました。約200冊の料理本作りに関わったのちに独立、今に至ります。
 本田さんに、高齢になってもおいしく食べる工夫を教えていただきました。
【聞き手 迎康子】
in放送博物館
放送30周年記念 アンカートークショー
松本一路
  昨年11月25日、東京・愛宕山のNHK放送博物館で第2回となる「アンカートークショー」が開催されました。出演は2007年から10年間、アンカーを務めた松本一路さん。スポーツアナウンサーとしての体験談なども紹介され、大いに盛り上がりました。
【連載】
五木寛之のラジオ千夜一話
第29話 回想を楽しむ~忘れえぬ女性たち①
 88歳になった今も、小説やエッセーをはじめ幅広い活動を続ける五木寛之さんが、自らの来し方を振り返りながら、毎回さまざまなテーマで語ります。
 コロナ禍にあって、私たちは「ステイホーム」という状態を強いられました。しかし、悪いことばかりではなかったと五木さんは言います。ゆったりと回想にふける時間を持ち、人との出会いが何物にも代えがたい宝物だと感じられたというのです。ターキーこと水の江瀧子さんなど、思い出深い出会いの数々を五木さんが振り返ります。
【聞き手 渡邉幹雄】